海事業務の特色
四方を海に囲まれ、島国でありかつ資源の少ない我が国において、船舶による輸送、交通は必要不可欠の手段となっています世界経済のグローバル化に伴う近年の物流の激増傾向は止まることを知りません。しかしながら、航空機への輸送手段の移行は進んでおらず、他方で、大型化・特殊化する貨物輸送の需要も増大しており、輸送手段としての船舶の役割は、ますます重要になっております。ここ数年の異常なまでの建造ラッシュはその象徴といえます。
船価の高騰も想像を遙かに超え、海運造船市場は従来型の金融の対象から、巨額のリターンが得られる投資市場へと変貌する兆しも窺われます。
海運造船を取り巻く経済活動は、種々の法律問題を惹起いたします。他方、船舶は建造されてから廃船に至るまで、多数の船員が永住する極めて稀有な輸送手段でもあり、この特性から生ずる様々な船舶特有の法律問題が日常的に発生いたします。
こうした特異・特殊な法律問題については、海事や金融について、ゼネラリストに求められるレベルを超えた、極めて専門的な法律及び実務上の知識や経験を必要とするだけでなく、複数の外国語習得が必須となります。さらに諸外国の商慣習、取引態様、租税、会計実務等、実に幅広い素養を必要とされ、ここに、
我が国で海事業務の重要性が認識されながらも、他の法律事務所では十分な対応ができない理由の一つがあるといえます。
マリタックス法律事務所では、海事業務に関して長年の実績と経験を有し、今や、我が国でも第一人者である簑原建次弁護士をはじめ、海事業務の知識と経験が豊富なエキスパートを多数擁しており、その適切かつ機動的な対応に、国内外のクライアントの皆様から信頼をいただいております。
また、吉田愛弁護士などの中堅若手の弁護士も米英のロースクールや海事関係法律事務所などでの留学や研鑽を経て着実に実力をつけ、難解な海事業務に取り組んでおります。
取り扱い海事業務
海事業務は多岐にわたり、様々な事案を含みます。
ここでは、当事務所における代表的な取り扱い業務についてご案内いたします。
|
|